近年、犬の問題行動が増えています。これは仔犬の社会化が不完全であるのが原因の一つとして考えられています。仔犬の社会化期(生後3~16週齢)は、兄弟との遊びによって、犬同士のルールや、咬む行為の善し悪しを経験的に学びます。日本ではペット流通の関係上、この大切な時期に親兄弟と離されてしまう場合が多いのです。その後も伝染病予防のため、ワクチン接種が完了するまで他の犬との「ふれあい」を知らずに生育します。このように不完全な社会化が、自立心のない臆病な犬(問題行動を起こしやすい犬)を作り出してしまうのです。そこで、当院では、第一回目のワクチン接種が終了している仔犬を対象に、「ふれあいの場」を提供し、社会化の手助けをしたいと考えております。又、ショートレクチャーも行いますので、是非ご参加ください。