耳の手入れで大切なのは、耳道内を常に清潔にして乾燥させておくことです。
耳道内に毛が密生している犬種は、定期的に毛を抜いて、通気をよくしてあげます。
入浴時には、耳内にシャンプーや水が入らないように注意し、入浴後には、ガーゼなどで耳介を軽く拭いて、水気を取ってあげましょう。
洗浄液を使用する場合は、耳内にたっぷりと液を入れ、耳の付け根をよくマッサージします。犬が頭を振って液が出た後、耳介をガーゼやティッシュなどで拭いてあげましょう。(綿棒は、出た汚れを再び耳道内に押し込んでしまうので、使用しない方がよいと思われます)
※洗浄液には、鼓膜が破れて、中耳炎を起こしていても使用できるものと、出来ないものがあります。一般にペットショップ等で販売されているものは、「鼓膜破損時」には不適当ですので、当院処方のものをご使用下さい。
※耳が赤い・臭う・汚れがひどい等々の異常が現れた場合、早めに御来院下さい。