当院保有の医療機器を用いた診療等を、紹介します。
前十字靱帯断裂の手術法です。前十字靱帯が断裂すると頸骨の前方への引き出し徴候が生じます。この前方への引き出し徴候を修復する手術です。
手術法は色々とありますが、今回は小型犬で主になっている関節外再建術です。
滅菌フィルムを貼り手術準備完了です。
皮膚を切開します。
関節を切開します。
断裂した前十字靱帯です。
これを取り除きます。
関節包を縫合し、腓腹筋手指骨に糸を通します。
今回はファイバーワイヤーという靱帯同様の強度をもった糸を使用しています。
腓腹筋手指骨に通した糸を膝蓋靱帯にかけ、締め付けます。
これで頸骨の前方への引き出し徴候がなくなりました。
筋膜を縫合します。
皮膚を縫合します
ロバートジョーンズという外固定をつけ、膝の曲げを3週間制限します。